カウンセラー紹介

自己紹介・経歴

スマイル薬局 代表 薬剤師 陣崎 道子

経歴

昭和34年 広島県生まれ
昭和53年 広島大学付属高等学校卒業
昭和57年 東邦大学薬学部卒業
同年 4月 明治製菓中央研究所入社
昭和60年 広島市内の調剤薬局にて修業
平成 5年 スマイル薬局開業
平成21年 漢方相談薬局としてリニューアルオープン

資格:薬剤師、骨盤整体士、生活習慣アドバイザー、甲種危険物取扱者

スマイル薬局の開業に至るまで

自身の悩み・経験から、薬剤師の道へ

はじめに、私がスマイル薬局を開業した理由を少しお話いたしますと、きっかけはいろいろありましたが、小さいころ、体が弱くて風邪をひいたり、慢性の中耳炎になったりして、幼稚園には3分の1しか行ってませんでした。その頃はおやつのように薬を大量に飲んでいました。
当時は時代が大らかでしたから、かかりつけの小児科医の調剤室の中が遊び場になったりしていて。それで、薬を身近に感じていたんですね。
小さいころ病弱だったことや化学が好きだったことなども後押しして、最終的には薬学部を目指すことにしたんです。

お客様に健康な人生を提供したい

大学を卒業後は、明治製菓の研究室で新薬の開発に携わり、その後一人娘なので親元に帰る事を決意し広島へ戻りました。
新薬の開発するという立場から、お客さまに健康を提供する方向を目指しはじめ、薬局での修行をはじめました。その頃にお会いした、呉緑化センターの石内 内義先生に会えたのが私のターニングポイントになり、正しい物の考え方を教わりました。
今までは、いかに効率よく物を習得するするかを常に考えていた中で、一歩一歩の積み重ねが大事だという事を教えて貰い、このころから本当の意味での心の健康を考え始める事になり、お客さまに本当の意味での健康を提供したくそれができるスマイル薬局を開業しました。

様々な方々との出会いをきっかけに漢方の道へ

大学生の時に憧れていたゴトウサチコ先生に「あなたね、いっぺんでいいから倒れるぐらいやってごらんなさい。自分がどのぐらいできるか分かるから」と言われたことがずっと心に引っかかっていました。いつもいろいろなことにチャレンジするのだけれど、倒れるまでできない。スマイル薬局オープンの時ですら、最後の最後に力を抜いてしまって頑張りきれず、泣きじゃくってのスタートだったんです。
そんな時、愛犬のロンが副鼻腔癌になってしまいました。山口大学でしか治療ができないと聞いて、山口に引っ越ししてまで治療を行ったのですが病気の進行をとどめることができませんでした。困っていた時相談に乗ってくださったのが、一緒に漢方の勉強をしていた岡山のシゲタ先生でした。私の漢方の師匠は大阪伊丹の漢方薬局、吉岡孝麿先生なんです。その先生が経験した症例をシゲタ先生が毎日電話で分かりやすく説明してくださったんです。そうしているうちに漢方の治療方法がだんだんと分かるようになってきました。

漢方はお客様自身が持っている自己治癒力を引き出します。一人ひとりの体質や症状にあった薬を選ぶことが大切です。これには感性がとても必要になってきます。ロンが副鼻腔癌で余命を宣告された時、毎日泣いて過ごすぐらいならいい思い出を一つでも作ってあげようと決意。
想いで作りに取り組んでいた時、過労もあって私が盲腸になってしまったんです。手術をすると1週間は入院しないといけないとお医者さんから言われました。けれど、ロンのために入院なんてしていられないと思ったら、不思議に盲腸の痛みも吹き飛んだんです。その後は漢方薬や薬で散らして乗り切りました。その時にゴトウ先生の言葉の意味が分かったんです。自分が必死の時は倒れないんだなと。ロンのために何ができるか、自分のことよりもロンにしてあげたい一心だったんですね。この域に入れば何でもやり通せるというのをゴトウ先生は言いたかったんだなと思いました。アスリートも無の境地に入ったら世界新記録が出るといいますよね。ロンは命をかけてそのことを教えてくれたのだと本当に感謝しています。