漢方レポート

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アトピーが漢方薬で改善した例 (40代男性)

その方は上半身と特に顔が酷く真っ赤に乾燥し、毎日入浴後はステロイドとワセリンの塗布が欠かせませんでした。それでも夜中には痒くてシーツが血で汚れ、朝から冴えない気分の毎日だったようです。
下半身は症状が比較的軽いけれど、ストレスからイライラ感も相当感じ取れたので、漢方薬の選薬に「扶陽学説」を用い黄連阿膠湯を中心に、その時の状態に応じて処方を組みました。

まず最初の変化は眠れるようになった事です。これは喜ばれました!
ストレスによる不眠と痒みで、常に心もカラダもしんどい状態で、それがアトピーを増悪させる負の連鎖だったのが、寝れる事でカラダが楽になってきたからです。
痒みも月を追って引き、半年後には顔の赤みも殆どなくなっていました。
今は、桂枝加竜骨牡励湯を中心に服用して頂いていますが、ストレスが酷く掛かっても肌がヘコたれなくなった様子です。
良かったですね。