母の介護日記

母の介護日記

認知症の母が会話が出来るまでに回復!

私の母 カズちゃん(89歳)は十数年前から認知症を患い、3 年前には2ヵ月で12
回も徘徊ネットワークのお世話になるほど悪化していました。それが2年半前に右大腿骨を骨折、さらに退院したその夜に今度は左大腿骨を骨折し、合計4ヵ月半入院しました。
その間、毎朝私が朝食介助に病院へ行き、昼間はずっと薬局のスタッフがケアに付いてくれましたが、2回目の骨折以降、歩行や排泄時のポータブルトイレへの移行が難しくなると、認知症が急激に悪化し、会話どころか宇宙語(笑)を喋るようになってしまいました。
一人娘の私の事すら解らないこともしばしば。(仕方ないけど、ちょっと寂しいですね)
退院後は自宅を介護用にリフォームし、連れて帰りました。母が最期までニコニコ暮らし、自宅にて私の手で看取りたいと思っているので。10年前に胃がんで亡くなった父と同様に。

母は、認知症の新薬が合わなかったので、私が漢方薬を駆使しています。すなわち、わたしの漢方薬の勉強に協力してくれてます(笑)
認知症でも というか、認知症だから尚更?
不安やストレスを感じているようで、母の場合は通導散で「目のすわり」が減ります。また、桂枝と麻黄により頭が明瞭になり、明らかに宇宙語が減ります。
そして何と言っても「お母さん大切、お母さん大好きよ」とハグしていると、表情がどんどん柔らかい笑顔になり、驚いたことに「ごめんね」って言ってくれたことも。

認知症で悪態をつく母とバトルをしていた頃には思いを馳せる余裕も失っていましたが
冷静に思い出してみれば、元気な頃の母は「あなたの邪魔しないように」とよく言っていたんですよねぇ。
わたしの方こそ「ごめんなさい」だっだですね⤵

人は「自分の存在価値を認められること」がどれだけ大切かを認知症の母から教えて貰いました。
(また、認めてくれる人のお陰で、自分が活かされているのですね)

最近では、久々に簡単な会話や意志の疎通が出来るようにまでなったんですよ!!!

今夜も二人で晩酌を楽しんでます。