母の介護日記

母の介護日記

認知症カズちゃんとの、泣き笑い介護メモ

ウチの母カズちゃんは認知症歴が約9年で要介護3です。

話の辻褄は9割がた合っていませんが、足腰がおかげさまで(?&笑)丈夫なので、

2ヶ月間で12回も徘徊ネットワークのお世話になったこともあります。

カズちゃんが先日久々に徘徊に出かけました(笑)

歩いていると、丁度目の前で車が止まったので、

毎朝のディサービスのお迎えと勘違いしたらしく、

車のドアを開けようとガタガタやったらしいのです。

乗車していた方はビックリですよね!(大笑い)

降りるに降りることも出来ない。。。

近所の親切な方が出てきて下さって説得するも、

いったんスイッチの入った母は、簡単には止まらない!

またまた警察のお世話になりました。

まぁ、徘徊ネットワークの常連なので、警察の方ともすっかり顔なじみですから

「あぁ、陣崎さん久しぶりじゃねぇ!」


自宅に連れて帰ってくださり、いつもの様に書類に記入をする間、神妙な面持ちのカズちゃんでしたが、

ひと段落して二人だけになった途端、

「ベロが痛い!!!」

と、半べそ状態に。

母も大勢の人に囲まれて訳が分からず、母なりにとても緊張したのでしょうね・・・

認知症で自分の気持ちもカラダの状態も上手く表現できないカズちゃんを目の前に、

私も、「どうしたものか・・・」と思案しましたが、母も辛かったと思います。

考えに考えた後、さすが漢方薬剤師の私!

ひらめきました、

サンソウニン湯という処方を1服飲ませました。

ベロが痛い!と言うまりには、すんなり飲んでくれました、

これはイケるかも!

すると数分後、べそが止まり表情が柔らかくなり、

15分後には、いつものオシャベリなカズちゃんに戻り、お饅頭を美味しそうにパクついていました(ホッ)


認知症のカズちゃんといると、毎日ビックリすることの連続です。

以前は私も腹が立って大変でしたが、最近は交わし方を少しづつ見付けたように思います。

アイデアを出しながら、母の笑顔を中心にみんなで楽しく

過ごせたらいいなぁ!と願っています。