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撫子(なでしこ)が可愛いかったので

早朝に、愛犬こうちゃんと散歩をしていたら、近所の八百屋さんのおばあちゃんが、元気な撫子を店先に並べておいででした。

私は、花を活けるのが大好きです。
数年前までは九州から華道のお師匠さんにお越し頂き、薬局内でお客様方と一緒に華道を楽しんでいました。
今は教室はお休みしていますが、やはり無心で花と語らいながら活ける時間が、私にとって心が静かに弾むレフレッシュの時です。
(花との語らいは、漢方の煎じ薬を組む=料理でいうレシピを考え生薬(素材)を計るのと同じ感覚です。計量するとき手の平に取った生薬の波動を感じ、その処方による身体の中での作用をイメーシしながら漢方薬を作ってます)

なので、スーパーやおばあちゃんの八百屋さんで求めた手頃な花を、仏壇や墓、台所やトイレなどに活けています。
というか、台所のは仏壇の花が余った物を、トイレのは、仏壇や台所の花を活け変えた後の、まだ元気な花たちの集まりです。
トイレですから日陰の窓際なので、その後も随分長い間、トイレに笑みを添えてくれてます。

数ヵ月前、たまたま店の相談机に花を活けていたら、「やっぱり花があると心が和むわ」と10年来のお客様が言って下さいました。華道の稽古で、華道の決まりに沿ってチョイスされた花達を、型を基本に個性豊かに活けていた私にとっては「え?お客様を前に、こんな大雑把な花でもいいの?」
驚きと嬉しさでクスグッたい気分でした。
で、気の会う花と出会ったら、再び店にも花を活けるようになりました。