【広島市南区】つらい肩こりに効く漢方とは?血流を良くして根本改善

コラム

【広島市南区】つらい肩こりに効く漢方とは?血流を良くして根本改善

2025.08.01
【広島市南区】つらい肩こりに効く漢方とは?血流を良くして根本改善

仕事や家事の合間、ふと気づくと肩がガチガチに固まっている。
誰もが一度は経験したことがある肩こりですが、「ただの疲れ」とやり過ごしていると慢性化しやすく、気がつけば頭痛やめまいまで引き起こすこともあります。
一時的にマッサージや湿布で楽になっても、しばらくするとまた戻ってしまう.
そんな繰り返しから抜け出すためには、血流の滞りという根本的な原因に目を向ける必要があります。
漢方では、肩こりは体内の「気(き)」や「血(けつ)」の巡りが悪くなっているサインと考えます。
この記事では、肩こりの原因を漢方の視点から紐解き、効果が期待される漢方薬や日常でできる改善方法をご紹介します。
つらい肩こりに悩む方の新しい選択肢として、ぜひ参考にしてみてください。

漢方でとらえる肩こりの原因とは

肩こりの背景には、血流の悪さや筋肉の緊張があります。
これらを生むきっかけとして、漢方では「気滞(きたい)」と「瘀血(おけつ)」という考え方が重視されます。
「気滞」とは、ストレスや緊張などで気の流れが滞った状態。
精神的な負担が続くと気の巡りが悪くなり、筋肉のこわばりや肩の重だるさとして現れます。
一方、「瘀血」は血流が滞っている状態です。
長時間の同じ姿勢や冷えなどが原因となり、肩まわりの血行が悪くなって筋肉が硬くなると、痛みや重苦しさが増していきます。
さらに「寒邪(かんじゃ)」という冷えの影響も見逃せません。
寒さで血管が収縮し、血の巡りが妨げられることで肩こりが悪化するケースもあります。
漢方は、こうした複合的な原因を見極めたうえで、全身のバランスを整えながら肩こりを改善していくのが特徴です。

肩こり改善に使われる漢方薬

それでは、つらい肩こりを和らげるために漢方で選ばれる代表的な処方をご紹介します。

疎経活血湯(そけいかっけつとう)

その名のとおり「血の巡りを良くし、経絡(けいらく)を通じさせる」ことを目的とした処方です。
長引く肩こりや、動かすと痛みが和らぐタイプの肩こりに使われます。
血流を改善し、筋肉のこわばりをほぐしてくれます。

葛根湯(かっこんとう)

風邪薬として有名ですが、実は肩こりにも効果が期待できます。
特に寒さによる肩こりや、風邪のひき始めで肩まわりが重だるいときに活躍します。
身体を温める働きがあり、冷えによる筋肉のこわばりをやわらげます。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

「瘀血」を改善することに特化した漢方薬で、特に血行不良による肩こりに用いられます。女性の冷えや月経不順に伴う肩こりにも使われることが多く、肩の重だるさが冷えと結びついている方に向いています。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

ストレスやホルモンバランスの乱れによる肩こりに処方されます。
気の巡りを整えることで筋肉の緊張をやわらげ、精神的な負担を軽くしてくれます。
肩こりに加えてイライラや不眠を感じる方に検討される処方です。

それぞれの漢方薬は、肩こりの「原因」に応じて使い分けられます。
単に筋肉をほぐすのではなく、体の内側から整えることで、再発しにくい身体づくりをサポートしてくれるのです。

日常生活でできる血流改善ケア

漢方薬に頼るだけでなく、日々の生活習慣を見直すことも肩こり改善の大きなポイントです。
気や血の巡りを良くするために、取り入れたい習慣をまとめました。

温める習慣をつける

首や肩を冷やさないよう意識しましょう。
湯船に浸かる時間を確保したり、温湿布を使って筋肉を温めたりすることで血流が促進されます。

こまめに体を動かす

長時間同じ姿勢を続けないよう注意が必要です。
デスクワークの合間に肩回しやストレッチを取り入れるだけでも、血流がぐっと良くなります。

深呼吸でリラックスする

気の巡りを良くするには、呼吸を整えることも効果的です。
ゆっくりとした深呼吸を意識し、肩の力を抜く時間をつくりましょう。

食事で体の内側からサポート

身体を温める食材(しょうが、にんにく、ねぎなど)を積極的に取り入れることで、巡りの良い身体づくりに役立ちます。

こうした日々の積み重ねが、肩こりの根本改善につながります。
特に冷え性の方は、季節に関係なく「温める」ことを意識しましょう。

肩こりが慢性化する前に、早めのケアを

肩こりは、放っておくと慢性化しやすく、ひどくなると頭痛や吐き気、自律神経の乱れにつながることもあります。
「たかが肩こり」と軽く見ずに、早めにケアすることが大切です。
特に漢方では、症状が軽いうちに体質改善を始めることで、より効果的に働きかけることができます。
肩こりが気になり始めたら、そのタイミングがケアを始める合図と考えてみてください。
また、すでに慢性化している場合でも、焦らず続けることで身体の変化が感じられるようになります。
症状の強さや生活習慣に合わせて、無理なく取り組むことが改善への近道です。

専門家に相談しながら、自分に合った対策を

漢方薬は、その人の体質や症状に合わせて選ぶことが効果を高めるポイントです。
自己判断で市販薬を試すこともできますが、できれば漢方に詳しい医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
問診では、肩こりの程度だけでなく、冷えの有無や生活習慣まで詳しく確認してもらえます。
そのうえで、一人ひとりに合った漢方薬が提案されるため、より効果的に体の内側からアプローチできます。
併せて、日常生活でできるケア方法もアドバイスしてもらえるため、無理なく続けられる改善策を実践できるでしょう。

肩こりは血流改善と体質ケアで根本から

つらい肩こりは、筋肉の疲労だけでなく、血流の滞りや気の巡りの悪さが背景にあります。漢方は、こうした身体の内側の乱れに目を向け、根本から改善するためのアプローチを提供してくれます。
自分の肩こりのタイプを見極め、体質に合った漢方薬を取り入れること。
そして、温める習慣やこまめなストレッチなど、日常生活の中で血流を促す工夫を続けることが、肩こり解消への近道です。
慢性的な痛みに悩んでいる方も、まずはできることから始めてみましょう。

広島市南区宇品御幸の「スマイル薬局」

スマイル薬局は、平成5年に広島市南区宇品で開業し、地域の皆さまに支えられながら32年目を迎えることができました。
32坪の店舗中央に坪庭と広いサロン、両側には滝流れが見える示室を併設し、心の癒しを大切にした漢方相談薬局を目指しております。

当薬局は、ただ薬をお渡しするだけではなく、一人ひとりの体調や生活習慣に寄り添い、漢方薬やサプリメントのご提案、さらには食事や生活習慣のアドバイスを通じて、健康を根本から整えるお手伝いをしています。
「なんとなく調子が悪い」「原因がわからないけれど辛い」といった曖昧な体の不調でも、ぜひ一度ご相談ください。

スマイル薬局が大切にしているのは、お客様の「夢」を応援することです。
大きな目標を持つ方も、日常をもっと笑顔で過ごしたい方も、夢の形は人それぞれです。
どんな夢であっても、それを叶えるには健康な心と体が欠かせません。
体が整えば、心も軽やかになり、夢に向かう一歩を踏み出せるようになります。
当薬局は、漢方の力を活かして、お客様の夢や目標をそっと支える存在でありたいと思っています。

スマイル薬局
TEL:082-253-9383
住所:〒734-0015 広島市南区宇品御幸3丁目1-6

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